コンセプト

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冬は少し趣向を変えて、夜の狩り。ナイトハントがテーマだ。

以下に私のイメージした「夜」について少し書いてみたいと思う。



日が沈み、薄水色の空に怪しげな紫やピンクの雲が鳥を追い立てる夕暮れ時。
それから灰色の月が星を引き連れてやって来る。
「夜の序章」のイメージ。
そして月夜に咲く妖艶な花。暗闇を飛び回るコウモリ。
枝から枝へと散歩する夜行性のムササビ。
眠気を誘うフクロウの鳴き声・・・。

日暮れ前には小さな小屋で少女が火をおこし、
狩りに出掛ける者は体に黒い炭を塗り付けるのだろうか?
彼らはきっと民族的な香りのするボーダー柄や文様柄の布を身にまとい、
素朴な生活をしていることだろう。
荒野に住む空想の住人たちのために、温かな色と素材を用意した。

こんな空想の後、私の思考は荒野の夜から都会の夜へと移動した。
焚き火のそばに座り込んでいた少女はキラキラと輝く夜の街へ飛び出すのだ。
自ら武器を持ち、獲物を求めて飛び回る。
その姿は、まるで夜空を舞う極楽鳥のようでもあり、
鱗粉をまき散らして光を求める鱗翅(リンシ)目のようでもある。
そんな彼女のために、光沢のある素材や温かく動きやすい衣類を用意した。



陰鬱な夜ではなく、ミステリアスで少し刺激的な夜のイメージが伝わっただろうか。

民族的な雰囲気にピリッとスパイスを利かせた冬のコレクション。

マッシュマニアの狩りはまだ終らない。